動物についての疑問
TOP

ウサギはなぜ
一匹、二匹ではなく
一羽、二羽?

ウサギを一匹、二匹と数える人は結構多いんじゃないでしょうか。
でも正しくは一羽、二羽と数えるらしいんですよね。
昔、食用を禁じられていたウサギを、長い耳が鳥の翼のように見えるので、「鳥」 といってごまかしていた名残なんですね。
ちなみに、よく「ウサギは寂しいと死んでしまう」なんて聞きますが、 実際はそんなことはありません。 イメージを壊すようですが、ウサギは縄張り意識が強くかなりの乱暴者です。

ネコにドッグフードを
与え続けるとどうなる?

キャットフードにはネコの健康のために必要な栄養がたっぷりと含まれています。
タウリンというアミノ酸もそのひとつですが、イヌはこのタウリンを体内で合成できるため、 ドッグフードにはほとんど含まれていないのです。
なので、ドッグフードを与え続けられたネコは、タウリンが不足し、最悪、 失明になることもあります。
とは言っても、ネコの方がイヌより味覚が発達しています。 実際はグルメなネコ達は、イヌのえさには見向きもしないでしょう。

ゴキブリはなぜ
あんなに嫌われる?

ゴキブリが嫌いな理由ベスト3の発表です。第3位、あのヒゲの動きがイヤ! 第2位、走る姿がイヤ!第1位、汚らしいのがイヤ!(自分調べ)
他にもいろいろありますが、よく考えてみれば、 どれも説得力に欠けています。
例えば、ヘビが嫌いというのは、その得体の知れない姿に対する「本能的」なおびえと考えられます。 でも、ゴキちゃんには、それはないでしょう。
昆虫学者の日高敏隆氏いわく、 昔はゲジゲジやムカデ、ガ、クモなどいろいろな嫌われ者がいたが、 今都会では消滅してゴキブリだけが残ったことによる誇張症状だそうです。
他には、CMでのゴキブリを悪者にするイメージづくりも大きな要因ですよね。

金魚のフンはなぜ長い?

金魚を飼っていた人はご存知でしょうが、 金魚って自分のフンをひきずったまま泳いでいることが多いんですよ。
人の後を追いかけてばっかりいる連中を 「金魚のフン」なんて表現したりしますね。なぜ、あんなに切れないんでしょうか?
実は、金魚って長い年月をかけて、フナを観賞用に人工改良したもので、言ってみれば人間が 観賞するためだけの存在なんです。(ちなみに、「出目金」は金魚に改良していく過程で 突然変異してものにさらに手を加えたものです。)なので、自然界で生きてる魚と違って、 スピードを出して泳ぐ筋肉が発達してません。
運動量が少なく、スピードも遅く、そのうえ水にも流されないので、 出たフンはそう簡単には切れないのです。

マングースは、本当に
ハブより強いのか?

猛毒を持っていることで知られているハブは、 沖縄や奄美などの南西諸島に生息する日本最大の毒蛇です。噛まれても死ぬケースはまれですが、 超激痛!しかもやっかいなことに、獲物を求めて屋内にも侵入し、かつては年間600件もの被害があったんです。
そんなハブを少しでも駆除するために持ち込まれたのが、マングースです。
1対1で、人為的に戦わせた場合、9割以上の確率でマングースの勝利です。 攻撃力はハブの方がありますが、マングースには、それをかわす圧倒的なすばやさがあります。
しかし、自然界では危険なハブにわざわざ近づいたりしません。そのため、持ち込まれたマングースは、 ハブ退治の任務を果たすどころか、貴重な農作物を荒らし、希少動物の領域を侵略。今では害獣として、ハブと同様、 駆除の対象になっているんですよ。ちなみに現在では動物愛護の観点からハブVSマングースのショーはやっていません。

TOP