ことばと語源の疑問
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電話をかけるとき
なぜ「もしもし」?
この「もしもし」は「これから何か言いますよ」という意味で、「
申します、申します」と言ったのが一般化し、それが省略されて「もしもし」になったといわれています。
深緑色なのに
なぜ「黒板」?
僕は小さい頃、やたら
何でも知りたがる子供でした。あまりにも「何で?何で?」と聞きまくるので、親に「不思議?なぜ?大図鑑」
というやたら分厚い本をプレゼントされちゃいました。
で、そんな僕が小学校に入って思ったのが
「黒板って黒色じゃないの、なんでだろ〜♪」です。実は40年以上前の黒板は本当に「黒い板」だったんです。
でも、黒字に白い文字はかえって見にくいってことで、今の色になったんですよ。
でも、「黒板」っていう言い方が普及していたので、「緑板」にしなくてもいっか〜てなことになりました。
ちなみに、全国の教室の約8割は黒板が西向きに設置されています。
これは、右手に鉛筆を持った時、手の影ができないようにするためだったんですよね。気づいていましたか?
なぜ、最終走者を
「アンカー」と呼ぶのか?
運動会の花形といえばリレー競技ですよね。リレーのアンカーは特に皆からの注目の的、ごぼう抜きなんぞした日にゃ、
モテモテ小学校生活間違いなしです。
なぜ足が速い男の子がモテるかといえば、・・・おっと、これは関係ない話ですね。
なぜリレーの最終走者をアンカーと呼ぶかといえば、これはもともと綱引き競技
で使われた言葉なのです。
綱を引っぱる最後尾に体重の一番重い選手を置き、いかり(anchor)の役目
をさせて引きずられないように
したのです。
この最後尾の人をアンカーと呼び、リレー競技などにも使われるようになったというわけだったんですよ。
「クリアランス」と
「バーゲン」の違いは?
夏と冬の年2回、デパートなどでは「クリアランスセール」や「バーゲン」が盛んに行われます。
さて、男性諸君、この違いが分かりますか?
「クリアランス」は英語で在庫一掃処分のことで、
「バーゲン」は安売り、特価という意味だったんです。
だから、「新規開店クリアランスセール」なんてのはありえないことなんですよ。
なぜ「number(ナンバー)」
を略すと
「No.」になるのか?
ホテルのルームナンバーや、雑誌の号数の前につく「No.」という表記。「番号」を表すため、これを「number」の省略形だと
思い込んでいる人が結構いますが、実はそれ間違いなんですよ。
ご存知のように、「No.」についているピリオドは単語の省略を表す
印です。ですが、「number」には、小文字の「o」は入っていません。
では、「No.」は何を略しているかというと、ラテン語の「numero(ヌメロー)」なんです。これは数を意味する名詞「numerus(ヌメルス)」
が格変化したもので、「番号でいえば」くらいの意味になります。
もっとも、「No.」の読みかたはわざわざ「ヌメロー」と読む必要
はなくて、「ナンバー」でOKですよ。
「!」の正式名称は?
はじめに言っておきますが、もちろん「びっくりマーク」ではないですよ。ちなみに「?」も「はてなマーク」ではございません。
「?」の正式名称は「クエスチョンマーク」と呼ぶのに対して「!」は「エクスクラメーションマーク」と呼びます。
この「エクスクラメーション」とは、英語で「叫び」とか「感嘆」という意味です。
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