スポーツについての疑問
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ボクシングでは
なぜグローブをつける?

素手で殴られた時とグローブで殴られた時とでは、どちらがダメージが大きいと思いますか?
答えは、じつはグローブをつけた時なんです。
ボクシングの選手がはめるグローブは、 重さが200〜400グラムくらいあります。重さが増している分だけ、パンチの威力は増大します。
ってことは、グローブをつけるのは、相手に多大なダメージを与えるため、ということになりそうですが、そうではありません。 本当は、ボクサーの手を保護するためなんですね。
もし、負けられない喧嘩があるなら、 手ごろな石を握って闘うことをオススメします。石の重み分、パンチ力は倍増しますよ。 男らしさは半減しますけど。

サッカーのスローインは
なぜ両手でやる?

サッカーでは、ボールがタッチラインを割ると、両手でボールを投げ入れて ゲームを再開します。これが「スローイン」ですが、当初、スローインは、 両手ではなく片手投げだったんですよ。これが両手になったのは、1882年からです。
イギリスにウィリアム・ガンという強肩の選手がいて、この人、元クリケットの選手で、 片手投げで約60メートルもボールを投げることができたんです。
当時は、 スローインから直接ゴールを狙うこともできましたから、 これじゃあサッカーじゃないじゃんってことで、スローインの攻撃性を弱めるために 両手でいいじゃんってことになりました。

剣道の試合で
「真剣白刃取り」に
成功したらどうなるか?

「真剣白刃取り」といえば、頭の上の振りかぶってくる真剣を、両手で挟み込むようにして、 受け止めるという高度な技です。
これを剣道の試合でやる人はいないと思いますが、実際やるとどうなるんでしょう。
白刃取りを決めるためには両手を使います。つまり、このとき自分の竹刀を落としてしまうわけで、 これが剣道では反則になります。
ちなみに、剣道では二刀流は反則にはなりません。

空手で割るカワラは
普通のカワラ?

空手でよくやるカワラ割りですが、 じつは割られる前のカワラは、裏側に切り込み線のようなものが入っているって気づいていましたか?
「なんだ〜やっぱりヤラセかよ。」と思った人、それは違いますよ。
これは「のしガワラ」 といわれるもので、屋根のてっぺんの見えない部分でふつうに使われているカワラなんです。のしガワラは、 もともと割って使うカワラなんで切り込み線が入っているんですね。
だからといって、 ふつうの人が簡単に割れるもんじゃないですよ。
のしガワラを1枚割るためには、 ワリバシを割る力の約16倍必要とされているんです。ってことはカワラを10枚割るためには、 ワリバシを・・・まぁ、空手家はすごいってことで。

水泳における
ターンの役割

いきなり問題ですが、 50メートルのプールを泳ぐのと25メートルのプールをターンするのではどっちが速いと思いますか?
正解は25メートルをターンする方です。50メートルで1、2秒は違ってくると思います。
なぜなら、ターンすることによって泳ぐ距離が若干短くなります。そして壁を蹴ることによって 加速がつきます。水泳においてターンは重要な役割を占めているんですよね。
ちなみに僕が小学生の頃あみ出した背泳ぎが速くなる方法をお教えしましょう。
それはコースロープを使うんです。今どんなコースロープを使っているか知りませんが、 当時のそれは指が引っかけれるやつでして、水をかく際にそのコースロープをひっぱれば抜群の加速力を得ることができます。
ただ、これは上から見ればモロバレしますんで。

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